・動画編集の副業で稼ぐために必要なことって何?
こんな疑問をお持ちではありませんか?
「副業をやってみたい」と思って調べると、動画編集がよくおすすめされていますよね。
更に調べると、動画編集は稼げるという人もいますし、逆に稼げないという人もいます。
たしかに動画編集は人によっては稼げますし、人によっては稼げません。
私は動画編集の副業を1年ほど経験し、月に数万円程度の収益を得ています。
その経験から
- どうして動画編集は稼げるって言われたり稼げないって言われたりするのか?
- どうやったら稼げる動画編集者になれるのか?
今回の記事ではこの辺りについて解説していきたいと思います。
動画編集は稼げる?稼げない?
結論から言うと、「みんなが稼げるわけではないが、稼ぎやすい市場ではある」ということになります。
その前に「稼げる」ってどれくらい?という疑問がありそうなので、ここで言う「稼げる」の定義としては、時給1200円ぐらいとします。
これは個人の感覚や地方によっても違うと思いますが、
- 他のアルバイトと比較
- 副業として稼げる
- 場所を選ばない
とすると、これぐらいが「稼げるという最低ライン」かなと思います。
動画編集が稼ぎやすい理由
では稼ぎやすい理由ですが、それは「需要が伸びているから」です。
需要が伸びるということは、仕事も増えるので稼ぎやすくなりますよね。
伸びている理由は、やはりYouTubeやTikTokなどのSNSの影響が大きいです。
今やYouTubeやTikTokはテレビよりも身近な存在という人も多いのではないでしょうか?
ということは、そのYouTubeやTikTokに必要な動画編集の需要も自然と高くなるということです。
事実、クラウドソーシングで動画編集案件を検索すればたくさん出てきます。
ではそんなに需要があるのに、なぜ稼げないと言われるのか?
理由は簡単で参入する人、要するに供給も多いからです。
ビジネスというのは需要と供給のバランスが大事です。
需要が多く供給が少ない、いわゆる「ブルーオーシャン状態」であれば参入するだけで稼げる状態になります。
2018、2019年頃の動画編集業界が、このブルーオーシャン状態でしたね。
では今はと言うと、色々なところで動画編集が勧められているので、やはり参入者は多くレッドオーシャン状態に突入していると言えます。
そのため、ライバルが多く稼げないと言われてしまいます。
と言われるとそれも違います。
ではどうすれば稼げるのか?を次で解説します。
動画編集で稼げる人と稼げない人の特徴
参入する人が多いと言っても、それは低スキル層の話です。
最初はみんな始めたばかりだから、低スキルは当たり前ですよね。
そして動画編集業界はスキルがある人や、能力がある人は次のステップに進むことが多いんです。
次のステップ(目指すべき道)というのは後で詳しく解説しますが、
- 映像クリエイター
- 動画編集ディレクター
この辺りになります。
なので動画編集業界は、
- 長くやっている人はそこまでスキルが高くない人が残りやすい
- 参入してくる人は始めたばかりで低スキル
このように低スキル層が多いんです。
だからある程度スキルがあって、きちんとコミュニケーションが取れる人は重宝されます。
ちなみに動画編集業界だけではないかもですが、編集スキルのみの人は稼ぎづらいです。(稼げないとは言っていません)
「どんな動画にするのか?」
「納品までの報連相」
など、クライアントとのやり取りが必ずあるので、コミュニケーション能力は必須です。
このコミュニケーションを疎かにするとクライアントからの信用がなくなってしまいます。
このように動画編集では編集スキルだけではなく最低限のコミュニケーション能力も求められるので、疎かにしないようにしましょう。
ではここから「稼げる人」と「稼げない人」の特徴を紹介します。
稼げない人の特徴
・思考停止で行動する
・スキルを増やさない・努力しない
・新規クライアントばかりで継続案件しない
稼げる人の特徴
・適切なGiveが出来る人
・スキルを増やす&努力ができる
何も考えずに案件に応募して、何も考えずに言われたとおりに編集をする。これでは稼げません。
稼げるようになるために
- どうやって良い案件を見つけるのか?
- どうしたら単価がアップするのか?
これをしっかり考えて行動しなければいつまで経っても低単価のままです。
あとは継続案件を取れない人も稼げません。
新規案件は、ココナラのような相手から応募があるような場合以外は営業する時間があります。
継続案件であれば同じ相手から仕事をお願いされるので時間を取られません。
継続案件は編集時間も変わってきます。
新規案件は基本的に1から作ることになりますが、継続案件であれば「同じ編集でOK」の場合が多いので、テロップのデザインや効果音などの使いまわしが可能です。
編集のテンプレ化も可能なので編集時間は新規案件と比べて、かなり短くできます。
「時間がかからない=時給が高くなる」なので稼げるようになるには継続案件を狙いましょう。
参考
動画編集の単価を上げる方法はこちらを参考にどうぞ。
【体験談】動画編集で営業や交渉をしないで好案件獲得や単価を上げる方法
-
【体験談】動画編集で営業や交渉をしないで好案件獲得や単価を上げる方法
続きを見る
動画編集で稼ぐには限界がある
正直言うと、動画編集だけで稼ぐのには限界があります。
なぜかと言うと
- 単価がそこまで高くない
- 編集に時間がかかる
この2つの理由があるからです。
動画編集案件の単価は、尺や内容にもよりますが高くて1~2万円です。
そして編集には最低でも数時間かかります。
一番高くても時給3000円~4000円ぐらいなんです。
十分な時給ではあるとは思いますが、この時給を維持出来る人はほとんどいないと思います。
動画編集者が目指すべき3つの道
映像クリエイター
映像クリエイターとはテレビ・CM・映画・ネット・ゲームなど、あらゆるシーンで使用される映像を作り上げる仕事です。
簡単に言えば、テレビやYouTubeで流れる広告を作れる人です。
動画編集者はYouTube編集のような簡単な編集作業ですが、映像クリエイターはアニメーションなどを扱って動画を作成する「動画編集の上位互換」みたいなイメージです。
Premiere Pro(プレミアプロ)だけではなくAfter Effects(アフターエフェクト)という編集ソフトを使いこなす必要があります。
編集ソフトはAdobeが一番おすすめです。詳しくはこちらをどうぞ。
【初心者向け】動画編集の副業で稼ぐならAdobe購入がおすすめ!
※映像クリエイターは高いスキルが求められるので、1本あたりの単価が高い
動画編集ディレクター
動画編集ディレクターとは、自身で編集するのではなく「クライアントと動画編集者の間に入り、動画編集者をまとめる役割」
です。
動画編集者への指示出し、マニュアル作成、納期管理などが主な仕事内容になります。
コミュニケーションスキルや案件が取れる営業力が必要。
※動画編集ディレクターは編集をしないので時間はあまり取られない
マーケター(特殊パターン)
マーケターとはマーケティングを行う人です。
マーケティングとは簡単に言えば「商品を売る仕組みを作る」ことです。
これはちょっと特殊なパターンですが、動画というのはマーケティングの一部です。
例えば、動画広告というのは商品を売るための「広告の一部」です。
あとはビジネス系YouTuberは自身の商品を持っていることが多く、同じようにYouTube動画を広告として活用することもあります。
その辺りを考えると、動画編集というカテゴリからマーケターに移行することも十分に可能です。
マーケティングスキルが必要。
※マーケターは売上に直結する仕事なので単価が高い
これらは副業としてやることも可能ですが、ある程度のスキルレベルになれば本業としてやっていくことも可能です。
ただのYouTube編集が出来る動画編集者だと、ライバルも多く「稼ぐ」という意味ではなかなか厳しいのが現状です。
収入を上げたいのであれば、上記へのステップアップを視野に入れて動画編集をしていくことをおすすめします!
まとめ
- 動画編集は稼ぎやすい市場である
- 動画編集で稼ぐには「考えて行動する」「継続案件に繋げる」を意識しよう
- 動画編集で稼ぐには限界があるので、次のステップ(目指すべき道)も意識しよう
上記について解説しました。
思考停止で稼ぎたいなら、言われたことをやるだけでお金がもらえる会社員をしましょう。
副業とは言え、動画編集をやるなら自分でビジネスをすることになります。
動画編集に限らずですが、どんなビジネスでも思考停止で稼げるわけではありません。
ビジネスはどこで戦うかが重要です。
動画編集のように伸びている市場は戦う価値があります。
ちゃんと戦略を考えて試行錯誤してやれば必ず成果が出るので、諦めず継続することが大事です。